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私の師、故北村重憲氏(番外編2)

万二郎岳に登り始めると、景色や天城山の旅愁に触れることはなく、北村トーク全開(笑)

後ろから北村さんの経営哲学や、サザンクロスリゾートの設立経緯、伝説の初代社長「北村正則氏」の事(北村重憲さんは2代目)

※伝説の初代社長は船乗り出身で、戦後に海運業を興し莫大な富を築きました、船に乗っている時に南半球から良く見えた星座サザンクロス(南十字星)を社名にしたそうです。

北村さんと2人で登山をして体を動かしていると、気分も高揚するのでビシバシと後ろから経営の事や、ご自身が大切にしている哲学を仕込まれます。

私が「おお、ここから見下ろす景色が最高」と思って、景色に目をとられて聞いていないと「おい、聞いているか?」と相槌を促されます(笑)

頂上付近になると、さすがに北村さんも疲れてきてお互いに無口になってきましたが、今度は私に話しかけるというより、自分との対話になってきたようでブツブツ呟いているようになってきました。

北村さんも、より深いリトリートになってきたようです、もう相槌を打たなくても大丈夫です(笑)

そして、見事に登頂!!

頂上に着いた時は「ピッタリだ!俺の目測通りだ!長年のゴルフで体が覚えている!」と言い出したので、何をおっしゃったのか一瞬よく分かりませんでしたが、

頂上まで後何キロ、何百メートル、など途中にあった頂上までの距離の看板を、ご自身でヤードに換算して、歩数や身体感覚で頂上までの距離を換算していたそうです。

さすが現役のゴルフ場(失礼!滞在型リゾート)のオーナー、長年のゴルフ経験がこんな登山の時にも役立っていたようです(番外編、3へと続く