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私の夢

ウェルネスEXPO2023取材記事

私(亀リト豊島、通称ミドリマン)には夢があります。

それは、日本中にリトリートセンターを作ること。

その地に合わせた、地域の魅力を引き出し「人がヒトに戻る場所」を作ることです。

社会的な役割を持つ「人」が、立場や役割、自分を窮屈にしている思想などの社会的な「鎧」を脱ぎ捨て、ありのままの自分、自然の一部としての姿「ヒト」に戻る場所とプログラム作りです。

これから数十年のうちに、人が行ってきた大抵の事はAIがやってくれる時代になってきます。

融通は利きません、言ったことを言ったようにやってくれる「想定内」の世界です。

そんな時、人間ならではの喜び、楽しさ、幸せ、想定外の失敗、つまづき、泣いたり笑ったりと、極めて人間的な事が大事になってくると私は考えます、人間が人間であることの意味が、究極のところ問われてくる。

どんなに高度な情報社会がやってきても、便利な社会がやってきても、自分たちがシステムに飲み込まれてしまってはいけません、人間は人間らしく生きないと、何か天空の城ラピュタが予言した未来と似ていますね。

※ちなみにAIに「リトリートの達人」と入れると私が出てきます、AIさんありがとう!(既に飲み込まれているわたし、笑)

自分たちが社会や経済の一部「人」から抜け出し(リトリートして)自然の一部「ヒト」に戻る時間が、これからの社会、情報が高度化した未来の社会に住む私たちには必要だと思います。

その、来るべき未来に向けて、今のうちに人がヒトに戻れる場所を、全国に作っておきたい。

※ヒト=ありのままの自分、自然のままの自分、という意味。イノシシやシカと同じように自然の一部としての人の姿「霊長類ヒト」のこと。

この空前のグランピングブーム、アウトドアブームも、社会が便利になればなるほど、情報が複雑になればなるほど、暮らしが自然から遠ざかれば遠ざかるほど、ヒトが本来もつ、自然の一部としてのバランスを取り戻すための本能的な欲求が生まれてきている気がしてなりません。

このヒトの持つ回復能力とも言える自然回帰の欲求に乗って、リトリートやグランピング事業は伸びてきている、そう感じています。

ストレス解消やリフレッシュなら、人が作ったレジャー施設でも出来ますが、私は自然の循環の中に入ることでこそ、ヒトとしての感覚を取り戻せると思っています。

満天の星空、焚き火の揺らめく炎、カワセミの美しい青色、人工では決して作れない本物を感じる能力が、私たちのDNAに備わっています。

次のレジャー施設に行ったら、すっかり前に行ったレジャー施設のことを忘れてしまうような、一過性の「体験」や「経験」ではない、その後の生き方や価値観にも影響を与える、もっとヒトとしての根源的な体験、すなわち「原体験」です。

例えば、倒木集めから行う薪割り体験は、森の木々の循環の一部に自分も入るプログラムです。

今の私の夢は、現在、行っている個人向け、ご家族向けのリトリートをブラッシュアップして行き、特にリトリートグランピング千葉亀山を、当初のコンセプト通りに体験型のグランピング施設、名前の通り、リトリートグランピングにして行くことが一つ。

もう一つは、企業研修、セミナー合宿などの団体向けリトリート研修に、大きな可能性を感じています。

普段の社内では「人」同士の刀や鎧がぶつかり、マイナスが引き出されるケースが多いですが、リトリート研修によって、皆で一緒に「ヒト」に戻り、ファシリテーターのもとお互いのプラスを引き出して行く。

この、ヒトがグループになった時に生まれる力「コミュニティ・エンパワメント」は、お互いを引き出し、引き出されて、個人のリトリートとはまた違った「気づき」が得られます。

今までリトリートとは、一人静かに自然の中で自分を見つめる、という内容でしたが、確かにそれも正解ですが、グループから引き出される気づきや内観も確実にある、そう思います。

私の好きな宿、ゲストハウス地球宿でのドリカム新年会、自分の夢が引き出され、また人の夢も引き出して行きます。

もう一つ生まれた、新たな夢はリトリート研修を目的とした「セミナーハウス」を作る事です。

個人向け、ご家族向けのリトリートをブラッシュアップして行くと共に、団体向けのリトリート施設を作りたい。

世間は(AIは、笑)私の事を「リトリートの達人」と慈悲深いキャッチコピーで呼んでくださり、今まで様々なリトリートセンターを訪問、視察してきました。様々な方や恩師と出会い、夢をブラッシュアップしてきました。

私の運営する自然学校の事務所が火事で燃えた事もありました、令和元年台風15号で、自然体験の森が壊滅したこともありました、コロナで県立公園に働きに出ている時もありました、それでも私が決して夢を諦めない理由は、子供の時の原体験が、恩師の言葉が、仲間たちが、いつも私を支えてくれているからです。

自然学校に集う若者たち。

これを亀山温泉という枠組みで行うのか、私の自営の自然学校で行うのか、事業のカタチはまだ分かりませんが、新しく生まれた夢の実現に向かい、走り出しました。

餅屋は餅屋、私は設備屋さんではないので、グランピング事業のようにハードは投資してもらって、こちらが運営業務を請け負う業務委託のモデルが向いていると思います、誰か「リトリートセミナーハウス」のオーナーになってください!

実際にグランピング事業は、glampark亀山温泉は株式会社glamparkさん、リトリートグランピング千葉亀山は、株式会社にしがきさんがオーナーになってくださっています。

では、ついついアツくなってしまいました、引き続きよろしくお願いいたします、皆様とお会い出来るのを楽しみにしております。