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専門学校の1学年授業が終了!!

専門学校の1学年授業が終了しました!!

既に何度か書いていますが、私(豊島)は、昨年9月の後期日程から千葉県唯一の観光専門学校「国際トラベル・ホテル・ブライダル専門学校」の観光科アウトドアコースの教員をしています(通常のリトリートの仕事を続けながら)

コース担任なので私の出勤と授業は週1日のみ、普段の観光科の生徒数百人は大ホールで観光実務や旅行法令などの総合授業を行い、それぞれに週に数回専門コースを選んでいて、その時は人数がばらけます。

バスガイドやキャビンアテンダント、カウンターセールスなど(このように旅行会社の窓口が再現されています)エアライン科や鉄道科などは飛行機や電車の中が、そっくりそのまま再現されていて、まさに就職に特化した専門学校といったところです。

アウトドアコースは、昨年の9月の後期日程から新設されたコースで1学年の途中から選択した生徒さんは少なく、10人ほどの始まったばかりのコースです、近年では唯一の新設コースのため、まだ2年生もいません。

この千葉中央駅の周辺は専門学校が多く、ほとんどが本校を運営している「中村学園」の系列だと聞いて驚きました、あちこちに関連の美容専門学校、動物専門学校、製菓専門学校などのビルがあり、歩いているのも若者だらけの若者の街のようになっています。

ただ、専門学校は近年の少子化がまさに直撃している分野で、生徒数の減少に歯止めがきかない危機的な状況のようです。

そして、その起爆剤として伸び盛りの分野であるアウトドアコースを立ち上げたのだとか、だから9月からの後期日程からスタートとか普通のタイムスケジュールではないという事ですね。

昨年の6月頃に、校長先生と本部の理事の方がいらして「あなたに新設コース担任をお願いしたい」と直接スカウトにいらっしゃり、こちらにも必死さが伝わってきました!私を必要としている人と場があるのなら、お応えしようではありませんか!!

コースのスタートは9月の後期日程から、全校の講師300人が集まる講師全体会議では私だけ「新設コースと新任講師のご紹介です、豊島大輝先生です!!」と盛大な拍手と共にご紹介いただき、まさに起死回生の起爆剤のコースであることを実感、私も覚悟を決めます。

必死で半期分の講義資料を作り、半期の講義を終える事が出来ました、生徒さんの反応もとてもよくアウトドア実習やマーケティング実習など現場での実習は特に盛り上がりました。

さて、半期走り続けた講義も、いよいよ最終回です。

1年生の最終授業は「バーベキュー実習」予算を与えて皆で食材の購入について話し合うことからスタートです。

スーパーに着きました、皆で買い出しを行います。紙皿などは100均が隣接されていてそこで購入します。

これはガチンコの「実習」です、自分たちがキャンプ場のスタッフだった場合、旅館ホテルに勤めた場合のアウトドアイベントの場合などを想定します。

お肉を食べ終わった後の「まったりとした時間」を、お客様にはどう過ごして頂くか、そのためにはどんなお菓子が良いかなども考えてもらいます(焚き火で焙ったり出来るお菓子がいいですね!)

スーパーを出て、駐車場で私が振り返り「ここで問題です、予算通りに購入できたけど、お肉は1人あたり何グラムでしたか?」

皆「ええ、、1人あたり、、??分からないな。。」

私「正解は363グラムです!私はずっと皆が買っているのを見て計算していましたよ!」「1品持ち込みの人もいるから、1人400グラムくらい、400グラムのステーキで見ると結構凄い量だと分かるよね」

と、彼らの感覚値を、実際に仕事をする立場に置き換えて行きます。若者たちなので感覚値はピッタリで400グラムでもベロリと平らげましたが、これがシニアの方なら200グラムにしてその代わりお肉の質を上げて高級肉にする。

大学ラグビー部の人達がバーベキューにやってくる、などの状況なら2倍、3倍のお肉にして予算は大きく変えれないからコストコで安い冷凍のブロック肉を買っておいて事前に解凍しておく、などのコツをお教えします。

バーベキュー実習です、火の起こし方、お肉の焼き方、金網が焦げ付かないようにする方法、うちわの扇ぎ方など、普通のバーベキューとは圧倒的な差が出るテクニックを私は知っています、アウトドアのプロになる彼らには秘密のワザを惜しみなくお教えします(知りたい方は入学してください・笑)

シメの焼きそばまで完成!これでどこに行っても、いっぱしのバーベキュー奉行が出来るでしょう、友人知人や職場のバーベキューなどでも、プロはうちわの扇ぎ方ひとつ違う事を披露してあげてください。

その後は、時間の終了まで芝生滑りのゲームを考えたり、水辺で石投げをしたり、この場の環境でできるレクリエーションゲームを皆で考えてもらいます。

半年の講義の成果で、パッと場の環境を見ただけで、何個かのアウトドアゲームを彼らも作成することが出来ていました。

次の授業は4月、彼らも2年生になり、新1年生も入ってきます。私も1年生2年生の両方を見る事になり、忙しくなりますが、テントの張り方やロープワーク、私の本業のリトリートについてなど、アウトドアコースとして幅広い知識と技術を身に付けて頂きたいと思います。

アウトドアコース入学ご希望の方は、ぜひ専門学校にお問合せください、日によってはオープンキャンパスなども行っているようです。

今はカウンターセールスの実習室を間借りした、生徒数10名ほどの小さな小さな新設コースですが、やがて入学希望者が殺到し、周辺を取り囲むように建っている同系列の動物専門学校や美容専門学校のようにアウトドア(リトリート含む)コースだけで専門学校が一つ成り立ち、アウトドアコース→アウトドア科→アウトドア専門学校へと飛躍して、ビルを1棟建てるのが私の密かな夢でもあります(笑)

生徒のみんな、半年間ありがとう、4月からも引き続きよろしくお願いします。