千葉県でキョンが大発生!
最近、自然ガイドで森に入ると高確率でキョンを見かけます。
千葉県にネイチャーガイドなんているの?と思われますが、私がいます(笑)
ネットニュースなどで、最近は千葉県でキョンが増えていると記事になる機会も出てきて、この問題はやがて大きな問題になってくると思います。
私は、かつて勝浦に存在したテルムマランで働いていたので、20年前から良く勝浦では見かけていました。
近くの別荘地、ミレーニア勝浦に住んでいる方から「チューリップ植えたらキョンに全部やられたよ!」など話を聞いて、その時に初めて「キョン」という言葉を聞きました、勝浦では当時から見かけた動物です。
ただ、ここ数年で一気に増えた感じがあります、とにかく、よく見かけます。
また、生息域も広がって来ているようで、私は木更津市に住んでいるのですが、よく近くの山から「ギャーオ!!」という、とんでもない叫び声のような鳴き声が聞こえてきます。
キョンは見た目は可愛いですが、見た目からは想像できないような、不気味な叫び声のような鳴き方をします。
山が荒れてきた、温暖化で冬に凍死する個体が減った、キョン自体の繁殖力の強さ等、原因は様々な事が考えられますが、とにかく増えて来ている事だけは山で働く現場の者として、日々実感しています。
このまま手を打たないと、倍々ゲームで増えて行きそうな最近の勢いです、どのように手を打てば良いか、私に名案がある訳ではありませんが、社会課題として、この問題は取り組んで行く必要があると感じます。
少しでも個体数を減らすためには「食べる」という選択肢もあります。
当館近くの「猟師工房ドライブイン」では、キョン肉も購入することが出来ます。
私も食べましたが、赤身できめが細かくヘルシーでしたよ!
以上、現場レポートでした。