三育学園中学校さんの修学旅行を担当しました!!
最近は何故だか中学校さんとのご縁が続きます(笑)
大役を終え、担当していた三育学園中学校さんの修学旅行が無事に終了しました!!生徒の皆様、先生の皆様、ありがとうございました。
三育学園さんは、クリスチャンの全寮制の学校で、3年生は総勢31名、修学旅行ですが修養会(リトリート)を目的としたご参加です。
リトリートの語源を調べると、リトリート(宗教上)と必ず出てくるので、リトリートをライフワークにする者として、実際の修養会を経験できて本当に良かったです。
祈りや教義を学ぶワークは、時間割を決めて別途講師の先生をお呼びして取っておられましたが、私はネイチャーセラピストとして、それ以外の「自然とつながる」ワークを担当しました。
亀山温泉ホテルを出発、まずは自然の物と自然の物が繋がっていることを発見しに行きます。
ガイド中のわたし、例えば、出発して30秒のこと、こんなホテル敷地の植え込みの中に、、。
自然薯(やまいも)がありました!!むかごが付いています。
何で、こんなところ自然薯があるんだろう。。??と考えてもらい、もしかしたら「鳥」が運んできたのかも??という仮説を立てます、そうそう、何かが媒介して種を運んでくれている、それが自然と自然との繋がりです。
さすがに、好きな人だけが参加する個人旅行ではないので「サルの糞ツンツンワーク」のように、誰が運んで来ているか証拠を見つけるまではやりませんでしたが(笑)
自然は循環していて、その大きな循環の中に人間もいる、その視点を学んで頂きます。
まだ紅葉前のモミジですが、種は実っていて、種でプロペラ遊びを楽しみます。
こちらはタンポポと同じ、種を風に運んでもらうタイプの植物です。つまりモミジは「風とつながっている」植物と植物、植物と動物、植物と風、いろんなタイプの繋がりがあることを楽しみながら発見して行きます。
亀山湖に到着したら、今度は瞑想ワークです。マインドフルネスとも言います。
この手法は、ストレスを抱えた企業社員さんにもオススメです。
ただ、湖のほとりでたそがれて、自然と一体になってきたら、何かしら内面からのメッセージやインスピレーションが湧き出てきます。
平たくいうと「気づき」です。
引率の先生と私が中央に立っていて、何かの気づきがあった生徒から順番に報告に来て、報告が終われば後は自由時間です。
先生に報告に来る生徒さんたち。
私も半分くらいの生徒さんの報告を聴きましたが、感想はそれぞれです。
「湖のほとりでとっても落ち付いた」という子もいたり、
「ボートが通り過ぎた後の波紋が点線のようだった」とか(笑)
「カラスの鳴き声が大きかったけど、他の鳥の鳴き声も聴こえた」とか、それぞれバラエティ豊かな感想が出てきました。
報告が早い子、遅い子、それぞれです。
早くインスピレーションが出てきた子は、好きにたそがれています。
定番の「わっ!」と押す人も、やっぱりいる!!昔の私と一緒!!(笑)
報告を終えても誰も帰ろうとしません、このシーンはきっと生涯の記憶になるでしょう、修学旅行のときに皆で湖を眺めながら、ずっと話していたな、、と、彼らの原体験になったら幸いです。
そしてホテルに戻り、温泉に入った後はお食事タイムです!!画像は引率の先生です。
卵乳菜食と呼ばれる、ベジタリアン食に近い食事法を実践されている皆様です。
当館の料理長と板前さんが、まさに創作和食といった菜食中心の料理を披露しました!!頼もしい!!会席料理なので、この後も続々と料理は出てきます。
今回は卵乳菜食を実践されるクリスチャンの学校の皆様でしたが、ヨガリトリートでもビーガンやマクロビオティックに近い自然派の食事をされる皆様がいらっしゃいますから、ヨガやセラピー関係の方にもオススメだ思いました。
先生いわく、全寮制でいつもは15分くらいでササッと食べ終わってしまうんです、でも今日は1時間を超える時間、じっくり味わって食べていました、と。
まさに「味わう」「目でも食べる」世界ですね、当館の料理長も食を通して教育に貢献したいと話していて、それが実現した瞬間です!!
その後は、私のオカリナコンサートです(笑)
今回は修学旅行とは言え、クリスチャンの皆様のリトリート(修養会)ですから、19時半からは講師の先生(牧師さん?)をお呼びして、教義に関する講義を予定していました。
私は講義開始の前に、余興として2曲ほど演奏「見上げてごらん夜の星を」と「愛の賛歌」を吹きました!!
生徒の皆様、とても聞き入ってくれて嬉しかったです!!演奏終了後は拍手喝采、涙が出そうになりました、感謝感謝です。
最後はクリスチャンの皆様らしく、お祈りとご丁寧なお礼を頂戴しました、お礼を言うのはこちらの方です、ありがとうございます。
最近では、車で道を譲ったとき、コンビニの出入り口でドアを開けて譲ったとき、会釈もせず、お礼も言わずスッと通り過ぎる大人が増えているように思います。別にお礼を言われる為に譲った訳ではないけれど、人として最低限の感謝や礼儀が無いのは良くないですね。
私は特に信仰などを持った事はありませんが、何か感謝やお礼、礼儀正しさ、私たちが忘れかけている人として大切なことを、彼らは持ち続けているように感じました。
皆さま、ありがとうございました、この経験を今後の団体旅行や研修事業などに活かして行きたいと思います!!