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リトリートとは人が「ヒト」に戻る場所。リトリートの意味を解説しています

リトリートとは、日本語で転地療法とも訳されています。

言葉だと意味が伝わりにくいですが、つまりは人が「ヒト」に戻る場所。

社会的な立場を持つ「人」が自然への転地により、社会的な地位や立場、プライドや自分を窮屈にしている「こだわり」など、過度な思想や哲学なども脱ぎ捨てて、自然の一部としての「ヒト」に戻る事です。

都市はビルや鉄道など、人の作った「人工物」で溢れていますが、肝心の「ヒト」自体は自然の一部であって、人が作った物ではありません。実はサルから進化した生き物、ヒトだったと150年前にダーウィンが解き明かしています。

そのことを、私たちは忘れがちです。まるで自分たちまで人工物であるかのように錯覚してしまうと、知らず知らずにストレスが蓄積し、心身を病んでしまいます。

私達はコンピューターや機械ではなく生身の自然物ですから、定期的に休まないと疲れてしまいます。

そんな時は、またそうなる前に、定期的に自然の中へリトリート!

社会の循環からしばし抜け出し、もっと大きな自然界の循環に入り、大自然に溶け込みながら自然との一体感を味わいながら、本来のご自身を取り戻して行きます。

リトリートとは、人がヒトに戻る場所、社会的な「人」のステータスをそのまま自然界に持ち込む「リゾート」とは明確に定義を分けています(あくまで私の思想、表現の自由としての個人の考え方です)

例えば、グランピング室内には殺虫剤の代わりに、虫取り網が置いてあります。

「ここでは私たちの方がビジターです。虫さん達にも自然界での役割がありますので、室内に入ったきたら捕まえてそっと外に逃がしてあげてください」と言葉を添えて。

異なる動植物と共存してきたヒトとしての自然な考え方は、いつの間にか人間ファーストの自然排除へと変わり、それが環境破壊や気候変動になって、結局は人類に戻ってきているのが現状です。

人間の循環よりも自然界の循環の方が大きいですから、よくよく考えたら当たり前です。

なのでリトリートでは「ヒト」としての自然な感覚を取り戻せる時間や体験を、お届けしております。

その感覚は都市での姿「人」に戻ってからも続きます。

自分とは異なる立場、異なる性格(要は合わない人)も排除せず、それはそれで何かしらの役割を持っているはず、と「理解」は出来なくても自然物の「存在」として認められるようになります。

 

「企業研修事例」

https://keysession.jp/plan/kameyamaonsenretreat/123/

https://keysession.jp/article/kameyamaonsen/

 

最近では、企業や法人からのご相談も多く、リトリート研修によって人から「ヒト」に戻る時間をお届けすることは、今の世の中にとって、まさに必要とされている事だと確信しています。

 

※掲載の了承を得た「ヒト」のご感想です。

なかなか現代社会において、ずっと「ヒト」として生きるのは難しいため、自然への定期的な転地により「人」と「ヒト」を行ったり来たりしながら、心身の良好と社会生活とのバランス(ウェルネス)を取って行く。

このことが、リトリートの本質であると感じております。