アウトドアのレジェンドを囲んで座談会
昨日は、千葉県の自然を生業にしている人たちが、君津亀山少年自然の家に集まり、アウトドア会のレジェンド、桜井義維英さんを囲んで座談会を行いました。
千葉県では、ちょうどコロナ前に千葉自然学校を中心に、県内のアウトドア関係者、自然体験などの自然相手の仕事をしている人同士の点と点を繋ぎ、面として活動して行こうという機運が高まり、千葉アウトドアフォーラムが開催されました。
コロナで途切れてしまったので、今回はその流れの一環です。
点と点を繋いで線にして、面になるというのは、具体的に言うと例えば木更津で海の生態系について学ぶ自然体験を行った後、こちらのような山の自然体験をする、などです。
どうしても、得意な領域と言うのはありますし、それを、それぞれで補い合うと言ったところでしょうか。
場所は、亀リトから5分の少年自然の家です、林間学校などを行う社会教育施設です。
皆様も、小学校の林間学校で、このような少年の家や、青年の家と呼ばれる施設には一度は泊まった事があるのではないでしょうか。
到着したら、ちょうど幼稚園の卒業旅行のご一行が来ていて、みんなで星を見ていたので私も合流(笑)オリオン座の小三ツ星の見つけ方とか、北極星の見つけ方、引率の先生も交えて、すっかり、ちびっこたちに取り囲まれて星空観察会、
「とよしまさん!小三ツ星どこ!」「木星どれ!」と、幼稚園も年長さんになれば、このような会話が出来て、十分に星空の話が出来るんだなと思いました、今の学校教育では星空学習は小4の理科の時間ですから、ちょっと遅いのかも知れません、もう少し早く、このような時期に星に触れて欲しいですね。
これは日中の別の遠足の画像ですが、木更津の幼稚園の遠足でフィールドビンゴの遊び、ちびっこたちに取り囲まれるわたし。
「ミドリマン、くものす見つけたよ!」「ミドリマン!みずのおとがどうしても見つからない!」と大騒ぎ!(笑)
私はこうして、自然を通して、ちびっこに取り囲まれるのがとても嬉しいです、やっぱりこうして自然の事で子供たちに原体験を届けるのは、私のライフワークだと感じました。
さて、本来の目的は桜井さんを囲んで、県内のアウトドア関係者の座談会です、所長さんが勝手に星空観察で盛り上がっている私を呼びに来て(笑)私も館内に入りました。
本来の目的は桜井さんを囲んでの座談会です、オンラインでも会場と全国のアウトドア関係者とを繋ぎ、情報交換を行います。
ちなみに桜井さんとは、40年前に日本初の民間での自然学校を立ち上げた方です。行政との連携も上手で、このような県立の少年の家や、国立の青少年教育施設など、様々な自然体験、野外教育の施設の立ち上げや運営に関わっています。
私もかつて、自然学校校長の立場から、県立公園所長に転職したことがありますが、このような民間人が、指定管理の自然関連の施設の所長を務めるなど、その先行事例を作った方です、今は当たり前になりましたが、昔は、官、民とはっきり分かれていたようです。
参加者は行政の社会教育に関わる部署の方や、南房総の方からも地域おこし協力隊、またはご自身で独立して自然ガイドの仕事をしている人、千葉自然学校の人達、様々でしたが、目的は同じ、自然と寄り添ったライフスタイルの提案と言いましょうか、世の中に自然の素晴らしさを啓蒙して行くことです。
桜井さんの話はとても深く、自然体験、アウトドア体験をを仕事にして行く上で、行政と連動してこのように少年自然の家などのの県立の施設を有効活用していくこと、今の社会の問題点、この業界の今までの流れと、これからの課題、自然と一体になることで得られる、人生の質の向上、そして社会の成熟、
話はとても深く、広く、私たちのような自然体験やアウトドアを生業にしている者たちにとって、とても刺激になり、またモチベーションが上がる、造詣深いお話を頂きました。
桜井さん、参加者の皆様、ありがとうございました!