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【自分のリトリート12】SUPにチャレンジ!

皆さま「SUP」という言葉をご存じですか?読みは「サップ」です。

SUPは「スタンド・アップ・パドルボード」の略で、このように立ってパドルで漕いで進むアクティビティです。

今は海に行っても、湖に行っても川に行っても、このSUPは見かけますね!とても流行っています。

今月から専門学校のアウトドアコース教員になりましたし、生徒にいろんなアウトドア体験を共有したいので、自分自身でも流行りのアクティビティを体験しておきたいと思って参加しました(遊びの言い訳)

しかも、ただのSUPではありません!「SUPヨガ」なので、海上でヨガをします!

こちらはポーズが安定している時に撮ってもらいましたが、実際には海に落ちまくりです(笑)

特に木のポーズなどのバランスポーズが難しく、みんな、あちこちでひっくり返っていて悲鳴が聞こえていました。

無事に生還!何度も海に落ちて、何もかも忘れて必死になった時間を過ごしました!このスッキリとした表情(笑)

終了後、参加者の皆で記念撮影!この爽快感!SUP最高です!!

レッスンの開始時に、SUPの先生から「この1週間で嫌なことがあった人、昨日に嫌なことがあった人、いろんな人がいると思いますが、今日は海でスッキリ洗い流してください」と説明が。

まさに、私はドンピシャ!実は昨日に嫌な事があって、重い気持ちを引きずったままの参加でした、とてもタイムリーな体験です。

これはジャンプしている訳ではありません、木のポーズを取ろうとしてひっくり返る瞬間のワタクシです(笑)

この体験は、自分自身のリトリート観にも当てはまります、例えば瞑想もマインドフルネスも最近では流行っていますが、瞑想を「する」と意気込むと、かえって雑念が湧き出てきてしまいハードルが上がります。

何かに夢中になったり、何かに興味を持って眺め続けているうちに、瞑想状態に「なる」ことの方が人間の機能としては自然だと私は考えています。

瞑想もマインドフルネスも現代では特別扱いされていますが、本来、無心になることは全ての人に備わっている能力のはずです。

昔の人は、その能力を瞑想ともマインドフルネスとも呼ばず、特別な方法だとも決め付けず、ただ星空を眺めたり、炎をじっと眺めていたのでしょう。

実は、皆さまも習った日本史の舞台にも瞑想やマインドフルネスの先輩たちが登場しています。

「さて、十日あまりなれば、月おもしろし」土佐日記:紀貫之(872~945)

土佐を出発して10日、天候不良で室津(今の兵庫県の海沿いの港)で船が出ず足止めをくらっている紀先輩は、ジタバタせず月を眺めてマインドフルネスをすることにしたようです。

「二十日の夜の、夜の月出でにけり。山の端もなくて、海の中によりぞ出で来る」

10日経っても、まだ足止めをくらっている紀先輩(笑)海から出てくる月って幻想的ですよね、分かります!

※記録によると、この翌日に出航できたようです。

ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」方丈記:鴨長明(1155~1216)

河原で鴨先輩が、ぼ~~っと水の流れを眺めて、世の無常(移り変わり)を感じながら瞑想をしております。

鴨先輩!もうちょっとやる気を出して!(笑)

こう見ると、私たち現代人が忙し過ぎて、ぼ~~っとする時間がないだけで、昔の人は瞑想とかマインドフルネスとか自分の行動を定義していないけれども、そのような時間の過ごし方を持っていたことが分かります。

余談はさておき、そんなこんなでSUPは終了し、次はバーベキューです!!

左の女性は「自分のリトリート10」でイトーヨーカドー屋上のナイトヨガを担当してくれた先生です。

今回のSUPヨガの先生でもあり、SUPに誘ってくれた方です。

カンパーイ!電車の人は飲んでいます、最高の休日ですね。

炭に火が付かない、付かないと皆さん。。

いやぁ、、何と言ってあげれば良いか、、こういう初めて会った人達同士の時は、だれも私の事をアウトドアのプロだとは知りませんから、あまり仕切って出過ぎてしまうのも良くないですし(笑)

と、自主的に試している皆さんを見ると、介入するタイミングを悩んでしまいます、別々の方向から扇いだのでは風と風がぶつかってしまいますね、炭も一カ所に乗せすぎです。

食材も一気に乗せすぎて鉄板の温度が下がってしまいました。

こういう時は、一度やり直しです。

炭に隙間を作って空気が入りやすくしてもらい、焼き鳥屋さんのように下向きの風を入れてもらいます、うちわは縦にせず横にします。

ようやく火が付いてきました。

スペアリブが焼けました。

うまい!SUP後のお肉は格別です!!

野菜もじゃんじゃん焼いて行きます。

焼きそばも美味しかった!!

皆さま、ありがとうございました、とてもリフレッシュできた休日です。

今回はリトリートというより、アウトドアに近い内容でしたが、何度も海に落ちて、自然とひとつになった感は最高です!

今後もアクティブレスト(積極的休養)を中心とした、リトリートの探求は続いて行きます。

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自分のリトリート実践例です。

自分のリトリート1

自分のリトリート2

自分のリトリート3

自分のリトリート4

自分のリトリート5

自分のリトリート6

自分のリトリート7

自分のリトリート8

自分のリトリート9

自分のリトリート10

自分のリトリート11

自分のリトリート12

リトリート番外編