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【自分のリトリート11】逗子・葉山にプチリト

夏の繁忙期が終わり、日帰りで自分のプチリトに行って来ました!

※プチリト=プチ・リトリートの略で、私のような連泊を取るのが難しいシフトワーカーでも出来る日帰りリトリートや半日リトリートなどを指す造語です。

午前中は逗子の古民家ヨガに参加!!普段は国家公務員の保養所として使用されているそうですが、ヨガイベントは日帰り参加可能、第1回目が開催されると聞いたので、ミーハーな私は初回に参加しました!!

もう少し涼しくなったら、中庭でも開催するそうです。

初回だったので、参加者はインストラクターさんと、そのご友人の少人数で開催、そこにリトリートの情報ツウの私が情報を嗅ぎつけて参加しています(笑)

内容はストレッチ中心のヨガで、硬くなっている所をほぐす内容、とっても気持ち良くリフレッシュできました!

ヨガ後は、インストラクターさんと、そのご友人に地元のランチのお勧めを聞いて「葉山マリーナに行くといいよ!ここから近いし、中にレストランが何軒か入っているから!」とアドバイスをもらいました。

そして近くの葉山マリーナに到着!!

何か、みんなおしゃれ!セレブばっかりに見える!!

ミドリマン、ちょっと場違いな感じがしましたが、アドバイス通り中に突入しました。

てっきり「マリーナ」というくらいだから、ヨットやクルーザーの人達だけかと思ったら、中は商業施設のようになっているようです、アパレルショップまであります。

何軒かレストランを見ましたが、みんな高い!千葉のランチ相場の倍はする!ウソでしょと思いました。

でも結局、ヨガ直後でお腹もペコペコだし、一番安いメニュー「カレー」を注文、カレーはどこで食べても、やっぱりカレーでした(笑)

窓から外を見ると、葉山マリーナの港内が見えます。

私は目がとても良いので、透き通った海水の港内を見ていると、随分とクロダイがいます。

これがクロダイです!!子供のころ、良く釣りました!!

このクロダイが東京湾で大発生しているみたいです、ここは相模湾ですが、こちらにも大発生しているんだと思いました。

よく見ると、岸壁に付いた貝や、水中のロープに付いた海藻などを食べています。

東京湾で、海苔を食べてしまい問題になっているのも、このクロダイです。

先日、千葉県庁に観光セミナーで行った際に、正面を流れる都川(みやこがわ)にも、このクロダイが大量にいました(クロダイは河口付近なら、川にさかのぼってきます)

左のビルが千葉県庁、真下が都川、覗き込むと気持ち悪いくらい大量のクロダイがいて、びっくりしました。

自分の都会への逆リトの時、横浜駅の脇を流れる帷川(かたびらがわ)にも、このクロダイが大量にいたのを見た事があります、どうやら広範囲で大量発生しているようです、温暖化の影響かな?

※逆リト=逆リトリートの略、大自然の方から都会に出て小自然を探す旅。

画面中央が横浜駅東口のペデストリアンデッキ(連絡通路)手前が帷川、クロダイが岸壁に付いた貝を食べに2メートル間隔くらいの縄張りで生息していて、その数の多さに大変驚きました。

こんな感じで、千葉県庁に行っても、横浜駅に行っても、葉山マリーナに行っても川や海を覗き込んで観察するマニアなわたしです(笑)

とても面白いので、皆様もぜひ安全な範囲でお試しください!

このような人の生活圏でも逞しく生きる「小自然」を探すのも楽しいです。

さて、午後からは事前にある程度リサーチして、メドを付けていた場所「森戸川」の源流を求めて散策します。

森戸川は、三浦半島北部の「大山」を源流として、葉山の高級住宅街を流れ、最後に森戸海岸に流れ込む、とても小さな川です。

森戸海岸や森戸神社は、富士山や江ノ島の見える景勝スポットとしても有名です。

地図で見た森戸川の源流域、千葉県の川は源流域まで行くのに数十キロ行きますが、このように海から数キロの所に源流域があるのは、千葉県ではまず考えられません。

それだけ三浦半島は斜面が急峻で、千葉県よりも随分と狭いエリアに海と集落と山が密集している事が分かります。

途中の住宅街も坂が多く、斜面に頑丈な基礎を打ち込んでから、その上に家が建っています。

さて、森戸川を遡行(そこう)します。

※遡行(そこう)川をさかのぼること、山登りや探検好きな人にはメジャーな言葉です。

しかし、林道の入り口を見つけるまで迷った、、葉山の住宅街は道が細く、とても入り組んでいて、何度も車で住宅街をバックしたり、細い路地で立ち往生したりで大変でした。

地元の皆さまごめんなさい、最終的には地元の人に聞いて、ようやく入り口を見つけました。

森戸川の上流はこんな感じ、とても水量は少ないです。

これも千葉県の川と大きな違いです、千葉県は源流から海まで数十キロの距離がありますから、台風の大雨の後、1週間は水量が多く濁りも残ります。

こちらは、源流から海まで数キロだけ、一気に台風の大雨も海に流れてしまい、水量も戻り、濁りも無くなります、同じ川でも地域差が大きい事が分かります。

水は綺麗で、とても澄んでいます、ここをずんずんと遡行して行きます。

砂防ダムを乗り越えて行きます。

砂防ダムとは、どこの渓流でもある護岸工事の一種で、台風などで一気に土砂が下の集落に流れて行ってしまわないように、大きい岩や砂利などをブロックする仕組みです。

どんどん、川幅が狭くなってきます。

植生(植物や生息している生き物)は、千葉県とは少し違い、ヤマビルがいないのが快適なのと、ハンミョウなどのカラフルな昆虫が多いです。

他には、やっぱりここにも「ツヅレサセコオロギ」の鳴き声が響いていました(笑)

2年前のブログ」にコオロギの記事は書いています、閑散期のこの時期に、じっくりプチリトしている自分のリズムも分かります。

1年前のブログ」はこちら。

台風の影響でしょうか、ところどころ斜面が崩れています。

画像だと分かりずらいですが、岩からは水が沁み出ていて、土砂くずれのサインが出ています、台風の大雨から数日しか経っていません、まだまだ地盤が緩んでいるのが分かります。

台風の雨で、地面のぬかるみも残っていて、足元はかなり滑ります。

ぬかるみによる転倒や、土砂崩れなどの不測の事態を避けるためにも、残念ながら今回はここでUターンすることに決めました。

この先がどうなっているのか、とても気になりますが、無理をしても仕方ありません。

ここ、森戸川の源流散策は、晴れが続いて地盤が安定した秋か冬にリベンジしたいと思います。

千葉県なら、このような綺麗な渓流は清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)や養老渓谷、会所の森親水公園などのように観光地化されることが多いですが、

洗練された海の文化(ビーチカルチャー)を持つ逗子・葉山は海に意識を向けて、山に背を向けた観光開発してきた歴史があり、数キロ後ろの山には、ほとんど意識を向けてこなかったのが分かります。

だからこそ、人の入らない手つかずの自然も残っている、そんな不思議を感じました。

いろんな社会の矛盾や不思議も感じながら、私のプチリトは続きます。

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自分のリトリート実践例です。

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リトリート番外編