自然とつながる時間~紫金山・アトラス彗星~
現在「紫金山・アトラス彗星」が地球にやってきています!!
彗星とは太陽の周りを数十年かけてグルグルと周る氷の塊で、直径1キロから大きくても数10キロの小さな天体です。
太陽系が形成されるときに、太陽の引力につかまった氷の塊と言ったら分かりやすいかと思います。
これが「紫金山・アトラス彗星」です!!
今月いっぱい、天気が良ければ日没時の西南西の方角に見えます。
私も、さっそく見に行って来ました!!この夕焼け!!真っ赤!!
場所は千葉県の東京湾沿岸です。
日没直後が彗星の見ごろの為、日没前からスタンバイしていたら、このような真っ赤な夕焼けに遭遇しました。
あいにく雲が多く、この日は日没まで待っても彗星を見る事が出来ませんでしたが、この夕焼けと日没を待っているスローな時間を過ごせて満足です。
私はよく「自然とつながる」とか「自然と一体化する」と言った表現を使います。
感覚的な表現なので、これは感じて頂くしか無いのですが、例えば森林浴のように「自然を浴びる」とか「自然に浸かる」ような感覚です。
自然の中に溶け込み、自然と一緒に呼吸している感覚とでも言いましょうか、大いなる自然に抱かれて(いだかれて)いる感覚です、人も自然の一部ですから、きっとリズムが同調するのだと思います。
それらの体験を通して、自然界に登場する様々な生き物の役割だったり、彗星の成り立ちを調べてみたりしながら、自然の事に興味を持っていけば、自分もまた宇宙の成り立ちの過程で生まれてきた自然の一部なんだという事も分かってきます。
こうして、感覚的にも自然との一体感を感じて、知識としても人は自然の一部であることを理解する。
それには、レジャー施設で次から次へと消費していくような「体験」ではなく、経験したり学んだりすることで、人生の血肉になって行くような、自然の中での「原体験」が必要だと私は感じています。
これが現体験です!!生の山椒をかじって、強烈な香味に飛びあがる少年(画像は許可をもらっています)
私はこのリトリートのプロセスを「人がヒトに戻る旅」と定義しています(人=社会の一部 ヒト=自然の一部)※人とヒトの分け方は私の表現の自由であり、学術的根拠のある定義ではありません)
マインドフルネスも最近では流行りですが、はるか昔、人の生活が自然に近かった時代には、暮らしの中でそのような時間があったと私は見ています。
その「証拠」は、豊かな文学表現となって今の時代にも残ります。
きっと文中の紀先輩や鴨先輩と同じような時間を、生きた時代は違えど私は過ごすことが出来たのだと思います。
この「自然とつながる」楽しさと、心地よさを多くの人に伝えたい。
自然の中へのリトリートは単にストレス解消やリフレッシュになるだけでなく、自然とつながれば自然のままの自分も見えてきますし、個性や性格も上手に表現して行けるコツが掴めてきます。
セミがセミらしく鳴き、ウマがウマらしく速く走るように、ヒトもまたヒトらしく輝けるようになる、そんなリトリートを開催して行きたい。
そんな事を思いながら、すっかり暗くなった海岸を後にしました。
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自分のリトリート実践例です。
【リトリート番外編】