亀山温泉だより

今日は台風一過で天気も良く、湖畔ではオニヤンマを見る事ができました。

さて、昆虫採集にはコツがあります。

がむしゃらにやっても、虫捕りは上手くならないので、今日はコツをお教えしますね。

それは昆虫の「生態」「習性」を良く理解しておくことです。

例えばカブトムシなら生態は「夜行性」習性は「樹液に集まる」事です。

これを知っていれば、当然カブトムシ捕りは夜に行くことが基本になりますし、樹液に集まるという習性を
知っていれば、蜜を塗ってトラップを仕掛けて、こちらからカブトムシを集める事も出来ます。

なら、オニヤンマの場合はと言いますと、

「生態」湖、池などの水回りに生息する(トンボは水中に卵を産み、ヤゴとなって水中生活を送ります)

「習性」縄張りを持ち、同じ個所を周回飛行する。

この二つを、まずはしっかりと理解して作戦を立てます。

生態について、オニヤンマ探しは、当館のように湖と釣り堀(池)に囲まれた、トンボ類の多い場所に行く事が基本になり(他にもハグロトンボ等、様々なトンボ類がいます)※なので意外と池の無い山奥にはオニヤンマはいないものです。

習性について、オニヤンマは追いかけて捕まえるのはNG、追いかけてもオニヤンマの方が早いので徒労に終わります。オニヤンマを見かけたら、必ず同じ場所に戻ってきますので、戻ってくるのを待って捕まえます。つまりは縄張りを見つけたら「待ち伏せ」が効果的です。

こんな感じで、捕まえたい昆虫がいましたら、その「生態」と「習性」を理解して作戦を立てましょう。

昆虫捕りは科学です、お子様の科学的な思考を育てるのにも、きっと良い体験になると思います。

ちなみに私の習性は夜な夜なコンビニにビールを買いに行く事です、夜にローソンで待ち伏せすると捕まえる事ができます(笑)

虫捕りについて、何でも気軽に聞いてください!

リトリート&自然体験担当
豊島大輝