今日用ふるところの材木はすなはち前人の植うるところ、然らば、なんぞ後人のためにこれを植えざるをえん
これは僕がお財布に忍ばせている大切な言葉!!
江戸時代後期の農政家・思想家である二宮尊徳先生の言葉です。
二宮尊徳といえば、校庭の隅 隅で薪を担いで本を読んでいる銅像で有名ですよね。
私利私欲に走るのではなく社会に貢献すれば、いずれ自らに還元されるという「報徳思想(ほうとくしそう)」を説いた人物であり、農村復興政策・農村復興政策「報徳仕法」(ほうとくしほう)の指導者として活躍した人物。
報徳思想 まさに今の世の中にとっても大切な言葉ですよね。
社会貢献、何のために仕事をするのか、お金を稼ぐのかの目的
そしてそのお金はどのように回るのか、めぐるのか。
今日用ふるところの材木はすなはち前人の植うるところ、然らば、なんぞ後人のためにこれを植えざるをえん。
この言葉が意味することは
今我々が使っている材木は我々自身が植えたものではない。また我々の植える木は、必ずしも我々自身が使うものではない。それが、歴史と倫理の中で生きている人間というものの姿なのだ。
われわれは、この数十年の命を直接には言葉を交わしたことのない祖先たちの恩恵の中で生きる。そのことを自覚し、感謝するならばわれわれもまた、直接会合うことのない子孫の為に懸命に、しなければならぬことをしておかねばならぬ。
そう解説をされております。
先日交流会で知り合った先輩がこのようなことをおっしゃっておりました。
今の僕たちは 祖先からこの地球を託され、引き継いだわけではないと思っています。僕たちはまだ見ぬ未来の子供たちからこの地球を預かっているんです。
頭に衝撃が走りました。
自分の中のパラダイムチェンジが起きました。
未来に繋げるんじゃない、必ず訪れる未来から預かっている。
僕たちはその未来にしっかり渡す責任がある。
大富豪兄貴の教え にも書いてあった言葉です。
今の時代に生きている自分たちの役目は、今よりちょっと世の中をよくして次につなげること。
今の僕たちが生きているこの時代は紛れもなく途切れることのない歴史の積み重ね
色々な争いや、ぶつかり、天変地異があって、それでもそこに 未来に繋げるヒトの想いがあって僕たちの今の時代が築かれている。
戦争の大きな犠牲の上に今の平和がある。
戦争を知らない僕たちの世代が、その意味を絶対忘れてはいけない。
先祖たちは今の平和を心から望んでいたのだから。
僕はまだまだ小さいし、えらそうなことも言えないけれど
これだは同じ思いだと信じています。
今の自分が行っていることは、全て 子供たちの時代の為と信じています。
亀山温泉ホテルを、そしてこの亀山という地域をもっともっとよくしていくために
未来にいる子供たちの笑顔を創るために、今の自分がいるということ。
今の僕達が種を植えて新しい木を増やそうとしなければ、次世代に花は咲かない
今の僕たちが今必死で咲いている花に水をやらなければ 次世代で花を見ることは出来ない。
自分はもう 守られる存在でも、託される存在でもなく
未来につなぐ 橋 なんだ。
過去から未来へ
祖先から子孫へ
次世代への橋渡し
だから僕は次世代の為に木を植えます。
僕の好きな言葉
今日用ふるところの材木はすなはち前人の植うるところ、然らば、なんぞ後人のためにこれを植えざるをえん。