若旦那の夢【参代目の挑戦】

社長の仕事ってなんだろうって日々頭の中を駆け巡っている想いです。
自分の中にある 出来る社長の理想像 とは
『何でもできる社長が、何にもしないこと』というイメージがあります。
つまり仲間がそれぞれ自分で考え持ち味本領を発揮して、全てをカバーし補いあう組織。
僕も目指します!!

改めまして若旦那改め 参代目 です


リスタートオープンから2週間が経過しましたが、やっとこれを手に入れてきました



これは会社の意思決定をする際にとってもとっても大事な
法人ハンコセット
・ゴム印
・角印
・代表印

事業承継においてはそれなりにすったもんだがありましたが、実は7月1日をもちまして
有限会社亀山温泉ホテル 代表取締役 に就任しております(^_^)

そして就任したからこそ大切大切な代表印を作らさせて頂きました



知り合ってからずっとこのハンコはここでつくるって決めていました。
それがいつも大変お世話になっている

君津市杢師にお店を構える 一心堂さん



社長の大切な仕事のひとつ それが意思決定
意思決定に伴う契約は 代表印が ビシッと押されるわけで
それこそ この法人格を持った亀山温泉ホテルの代表権を持った責任者であるという自覚に繋がります。
つまりは 決裁権を持つという事は、全てに責任があるということ。

6月1日より事業承継をしてまだ1か月半ですが、それに伴う工事や契約などで
もうすでに20回以上代表印を押しています。

これが続いていくのでしょう。

自分が事業から引退するその日までいったいどれだけの代表印を押すことになるのだろう。
そんな思いで、初めてハンコを受け取ってから、代表印登録の為の一回目の印を押しました。

なんかズドント響く思いがありました。

気持ちを入れ直して改めて頑張ってまいります!!



2018年6月1日、亀山温泉ホテル創業より第68期より父より亀山温泉ホテルの経営を引き継ぎ事業承継を行いました。そして1か月間の休館日を3か月前より決断し本日7月1日リスタートします。

この1か月間の休館日で参代目が思い描いていたリニューアル計画は

  • 湖畔を見渡せる露天風呂を男女ともに設置
  • 亀の間という27畳の宴会場を壊し、2か所の貸切半露天風呂を設置する
  • ロビートイレのリニューアル
  • 客室の畳交換
  • 客室4部屋のリニューアル
  • 畳の入れ替え
  • 新しい布団の導入
  • 厨房リニューアル
  • ヒートポンプシステムの導入
  • 新しい料理の考案
  • 畳の上に楽に座れる和洋膳の導入

総額5000万円の融資を受けての挑戦でした。
その為に資金計画や返済計画など事業計画を何度も何度も叩きなおして
様々な銀行に融資のお願いに奔走(まさに奔走そのもの)しました。

厳しいのかもしれないとはうすうす気づいていたものの、熱意を持って取り組んでいけば必ず道は拓けるって信じて何度も何度も現れる同じ壁にぶつかっては散っていく繰り返しでした。

熱意だけではどうにもならないことを痛感した瞬間はこれでもかという程ありました。

でも時間が過ぎ、行動をし続けていると、次第に手を差し伸べて下さる方が増えてきて
0%だった融資の挑戦が少しずつ可能性のパーセンテージが上がってきました。

奇跡かと思いました。
でもそんな手を差し伸べて下さる方はみんなこう言ってくれました。

『鴇田さんが熱意を持って行動し続けているからですよ』って。

応援してくれる方がものすごくたくさんいる。
限られた時間の中でやるだけやって、当たるだけ当たって砕けろ精神でした。
そうじゃないと応援して下さる皆さんの気持ちに応えることが出来ないと。

何より若旦那の夢を絶対叶えたかったから。

限られた時間の中で現実的に出来ることは限られていました。
それが以下

  • 湖畔を見渡せる露天風呂を男女ともに設置⇒×
  • 亀の間という27畳の宴会場を壊し、2か所の貸切半露天風呂を設置する⇒×
  • ロビートイレのリニューアル⇒×
  • 客室の畳交換⇒◎
  • 客室4部屋のリニューアル⇒×
  • 畳の入れ替え⇒◎
  • 新しい布団の導入⇒◎
  • 厨房リニューアル⇒◎
  • ヒートポンプシステムの導入⇒◎
  • 新しい料理の考案⇒▲
  • 畳の上に楽に座れる和洋膳の導入⇒◎

0だった可能性が実現約50%
お客様から見たときに 『おっ休館日を1か月して大リニューアルして代交代したんだね』
って大手を振ってリスタートしたかった...。

10年間掲げ続けた2018年夏前に露天風呂の夢がひとまず潰えて、そして嘘になってしまった悔しさ。
でもね、諦めてないもちろん絶対創る!!

この1か月間で亀山温泉ホテルがリスタートする変化は

  • 事務所のオフィス改装
  • 最高の仲間3名の新雇用
  • 宴会場、食堂スペースのゆったりとした配置
  • 座布団カバーリニューアル
  • 整理整頓
  • 客室ベランダ手摺塗り直し
  • 庭園、テラス整備

あれ、あんまり変わってないかな(笑)

でも一番は新しい仲間が加わったってこと。
しかもすごいスペシャリストがね(*^。^*)

早く紹介したいです(*^^)v

さぁー今日から参代目第3章が始まります。
家業から企業へ
100年続く100企業へ向けて今日力強くスタートいたします!!


PS
代交代して代表になったので、若旦那を卒業して参代目と名乗ります(^_-)




6月1日より1か月間の休館日ということで、時間があるかとおもいきや
実は整理整頓、やることなすことでいっぱいいっぱいな若旦那改め参代目です。

そんな参代目から新体制でのリスタートに伴い新しいチャレンジをお伝えします。
是非皆様ご興味持った方は、参代目にご連絡をお願いします。


亀山温泉ホテルの商品力とあなたの商品やサービスをバーター取引しませんか!?

亀山温泉ホテルは2018年7月より参代目新体制にてリスタートいたします。亀山温泉ホテルはT『THE旅館』ではありません。今までの旅館というイメージや常識に捉われることなく、一地域活性化企業としてあらゆる挑戦をして参ります。
亀山温泉ホテルという旅館を、空間/お料理/おもてなし/温泉/人財/経営者etc あらゆる切り口から分解をして、あなたの事業との可能性を探りましょう。それが亀山温泉ホテルバーター取引チャレンジ★

?バーター取引とは・・・バーター取引とは、金銭を介在させず、物々交換や、サービスと商品を交換するシステムのことをいいます

今回バーター取引を購入してくれた方は、参代目があなたの相談になんでも乗ります。例えば一日売り子になって欲しい、人手が足りないから手伝ってほしい、イベント集客に協力してほしい、デザインをしてほしい、サシ飲みして下さい、ランチごちそうして欲しい等等

1000円のバーター取引を購入して頂き、メッセージに具体的にバーター取引できる条件やサービス、商品をご記入ください。参代目からご連絡差し上げます。

例えばこんな事
  • 商品を取り扱ってほしい⇒参代目に宣伝PRをお願いしたい
  • サービス提携をお願いしたい⇒ランチミーティングをする
  • 宿泊券が欲しい⇒商品相当額と交換する
  • 会場を使わせてもらいたい⇒一緒にセミナーに参加する
  • 一日限定でお店や飲食店、居酒屋をやりたい⇒温泉を提供する

ちょっとイメージが伝わりずらいかもしれませんが
要するに、商品をサービスを購入するのではなくて、金銭を関係なくお互いの商品やサービス、会場、人財等を交換して共に協力していきましょうという事です。

初めてのチャレンジなのですが、私もワクワクしています。
常識はつまらないルールは無視して、新しい価値をどんどん生み出しましょう。

是非興味ある方は下記のボタンから
亀山温泉ホテルバーター取引を購入下さい。



春爛漫、桜も昨年より1週間以上早く咲き、今も散り始めております。
儚い瞬間だからこそ、古くより日本人の心に沁みついているんでしょうね。

春は出会いと別れの季節と言いますが、亀山温泉ホテルでは新しいスタッフとの出会いを求めています。

少しでも地域雇用にお役立てできるように、4月1日(日)に上総エリアに約5000枚のオリジナルチラシを折り込みをいたしました。

チラシはこちら



表には採用情報
そして裏には 2018年6月で事業承継することと、1か月間休館日を設けることを載せさせて頂きました。
これで後には引けません、地元の方にしっかり自分の文字で意思表明したのだから(*^。^*)

今回折込にご協力頂きました 相川新聞店の相川先輩
どうもありがとうございました。





今回は番外編かも(笑)
というのも今回のサシ飲みの相手は 亀山温泉ホテル代表取締役社長 鴇田邦朗氏
房総半島のほぼ中央、亀山湖畔に位置する老舗旅館の代表である鴇田邦朗氏は2代目社長して
創業70余年になる亀山温泉ホテルを継いで30年になる。

彼は僕の実の父である(笑)

おやじと息子のサシ飲みってなかなか普段できないしょ!?
男同士って恥ずかしくてなかなか向き合えないしコトバかわすことも少ないのが常

うちはそれでも割かし仲の良い関係だと思っているし
なにより 目前に迫る事業承継において、この時間を何より作っていく事が
スムーズな事業承継に繋がることは明白であります・。



大将に握る本格寿司を堪能しながら、お酒を飲みながら
社長(父)と語り合ったのは事業承継に向けてのこれからの話


今回若旦那が選んだお店は
袖ケ浦市福王台にある 一流職人が作るカウンターがあるお寿司屋さん 藤鮨

オープンからまだ1年余りでありながら、大将の握る本格江戸前寿司と女将さんの心地よい距離感のおもてなしが口コミを呼び、大人気寿司店になっております。ご予約必須ですよ。特にランチはコストパフォーマンス最強です。



若旦那が作ったこれからの事業計画と設備投資案
真剣に見てくれました。

どうしても世代がひとつ違うから、考え方も価値観も違って当然
その中で、自分が考えるこれからと思い、それを数字に落とし込んでまずは一番身近な経営者である父にプレゼンを行いました。まだまだ現実を知らない若造ですが、この10年間色々なセミナーに参加し勉強してきて、色んな本を読んで見聞を広めてきて、色んな先輩に話を聞いて学んできて、吸収してきたものをすべてこの6月?発揮するように説明をしました。

おおむねオッケーが出て『お前の好きなようにしてみればいい』という太鼓判を頂きました。
あとは同じように金融機関に向けて突き進むのみ。

『高ければ高い壁の方が登った時気持ちいいもんだ
そうだ、限界だなんて思っちゃいないさ。』大好きなミスチルの歌を心に口ずさみながら、決意新たにいたしました。



決してすべてが社長とうまくいって来たわけじゃないし、もうやめてやるって思った時もありました。
普段ストレスに感じていることも、文句言いたい気持ちもめちゃくちゃありました。

でもこうして 場所を変え、時間を変え、こうした一流のお店で、最高のグルメとお酒を楽しみながら向き合った話は、自分の人生でもなかなかお目にかかれないほどの素晴らしい時間でした。
父とこうして飲みながら経営の話、将来の話、昔の話を聞くことがこんなにも楽しい事だなんて。

父親だからこそ向き合い切れていなかったことが、ひとりの経営者として、ひとりの男として
鴇田邦朗氏の個人の価値観をたくさん感じることが出来、改めて尊敬の念を抱かずにはいられませんでした。



大将と女将さんのおかげなのかもしれません。
お店はお料理や内装外装だけでなく、そこオーナーの強い思いが何よりお店の雰囲気を創りあげている。
そしてその雰囲気を味わい、雰囲気に酔いしれ、恋をするのかもしれない。

父も藤鮨の鮨も雰囲気もたいそう気に入ってくれ、あれだけお酒を飲んだのも久しぶりかもしれません。

帰りの代行に揺られながら、父に御馳走になった美味しいお寿司と程よい酔い
まだまだ色々と聞かないとと思った38歳の春でした。