若旦那の夢【参代目の挑戦】


参代目の鴇田英将です。
ずっと書こう書こうと思っていたちょっとダークな事業承継に伴うブログです。
初めて言っておきますが、私は父と母との関係も良好で、2人の事が大好きです。
二人を否定する気持ちは全くなく、こうして事業承継をする会社があるってことが自分にとって何よりの事であることは断じて前置きをしておきます。

父との時間


僕は2018年6月1日より事業承継で実務をすべて引き継ぎ、7月1日には晴れて登記上も代表取締役になり、名実ともに代表取締役社長に相成ったわけですが、これがまた平坦にすんなりというわけにいかなかったことと、これからさらにもっと平たんではないことがおきたってことを記しておこうと思います。

僕が事業承継を考えていたのは 2013年ごろからです。これは過去のブログにその流れがありますのでご覧ください
想いの原点を書きつづったブログはこちらをご覧ください

そう2013年の時に心に決めた
「2018年5月に露天風呂を完成させて事業承継をする」ということ

実はこれに向けて2017年より動き続けてきました。
現状の把握、金融機関との話、現状の決算書の問題、そして大きな税金の問題・・・

まったくもって簡単な問題ではありませんでしたが、何より不安だったのは
いったいどういう状態なのかわからないこと

そう不安の正体をしっかり把握理解すれば、あとはそれに向けてどうすればいいかを筋道をしっかり立てればよいということ。僕はまず会社の状態をしっかり把握するために、会社の通信簿である決算書をとにかくしっかり見ることから始めた。そして各項目について分からないことを一つ一つつぶしていった。

それに伴い、顧問税理士を今現在お願いしている藤谷先生へ切り替えたことから一歩ずつ前進した。
なぜなら今までの会社の決算や経理処理は

・支払主義
支払うことで経理上に仕分けをするために、今現在支払いがどれだけあるのか、単月で黒字なのか赤字なのか、今現在未払いがどれだけあるかを正確に把握していなかったのだった。
これによって引き起こされた最大の問題が、2016年決算と2017年決算、事業が非常に好調で思った以上に利益が出過ぎてしまったのである。これは決算を迎えるまでどれだけの利益が積みあがっているのか見込みも含めて全く対策が出来ていなかったためだ。

その為に発生したこの2年間の法人税は 1000万円を超えた。
会社にしっかりとした内部留保があり、資金力がある企業であれば立派な納税になる。
しかし当時の亀山温泉ホテルには内部留保はなく普段の営業すら自転車操業で現金を回していたから、この税金の問題は非常に重く大きくのしかかった。

亀山温泉ホテルが前に進むには 利益を出すことで発生する新規の税金をたっぷり払っている以上に大きな大きな問題が、過去の税金の未納問題があったのを忘れてはならない。

また決算書は関連会社である さくらタクシーと亀山レンタカーの貸し借りがぐちゃぐちゃであったこと(亀山温泉ホテルの貸方とさくらタクシーの借方の数字が違っていたりとか(-_-;))
またそこに役員貸付と未払いとがぐちゃぐちゃに計上されていたりとか

長年非常になぁなぁと言っては言葉が悪いのですが、非常に複雑かつあまりに曖昧に処理され続けてきたこの決算書を、2017年?2018年にかけて藤谷先生と相談をしながら整理しながら、支払主義から会計原則である発生主義に切り替えを行っていった。

とにかく未払いの把握が第一命題であった。
黒字で儲かっているように見えるのに、未払いが計上されていなかっただけという状態からの脱却である。

だいぶ長くなってしまったので今日はこの辺で・・・



Boso jobs 主催の合同企業説明会に参加してきました
参代目です。

実はこの合同企業説明会に参加するのは昨年の10月に引き続き2回目でした。
ご多分に漏れず人手不足が叫ばれている昨今、この房総エリアも同じように募集しても全く人が集まらないという声が多数聞こえてきます。

毎週のように折込される求人募集のチラシがそれを物語っている気がします。
求人サイトの問い合わせも数多く入るようになりました。
派遣の依頼も随時ヒアリングでの連絡入ります。

まさに 群雄割拠の 人財獲得時代なのだなぁと実感します。

そんな中でこの人手不足を打破すべく、房総のきらりと光る個人事業主や中小企業と
求職者を結びつけるマッチングサイト&説明会 それがこの Boso合同企業説明会です。

https://boso.jobs/



今回は第2回とあって前回よりも多く14社の企業がこの会場に集まっていました。
それは優秀な人材を取り合うといったそんなぎちぎちした雰囲気ではなく、みんなで情報提供をしあいながら、多くの方とのマッチングをみんなで創りだすといったそんな雰囲気です。

それはまさに主催者の想いや人柄そうさせるのだと思っています。

私もこの会場に集まる半数以上の企業の方と普段から交流をさせて頂いておりますので、そのあたりも非常にアットホームな雰囲気が出ていることと思います。

私も8名程の方とお話をさせて頂きました。
皆様真剣に仕事を探していらっしゃるのはもちろんのことですが、とりあえずいろんな方の話を聞きたいとブースを回っている方もいらっしゃいました。

僕はそれでいいと思っています。
仕事を探す理由はそれぞれですし、求めることも希望条件も人それぞれ
一つでも多くの行動をするべきであるって思っています。

すぐにでも仕事をしたい方は切羽詰まっているかもしれない。
でも仕事をしようと思ったら、すぐにしなければならないのなら、実は求人情報はそこらじゅうに溢れています。

逆に企業やその中から選んでもらえなけらばならない、見つけてもらえなければならない!!

でもそのためには結構忘れがちな大事なことがあると思っています。
それは 誰でも彼でも採用したいって 企業側は思っていないということ。

人手不足、猫の手も借りたい
でも誰でもいい訳じゃない

これは求職者にも言えますよね
すぐにでも働きたい、でも少しでも条件がいいところがいい

みんな欲張りなんです。
商品も御店選びもみんなそうですよね。

いいものが欲しい、でも少しでも安い方がいい
美味しいご飯が食べたらい、でもできるだけ安い方がいい


でもね、高くてもいい、それでもこの商品買いたい
高くてもいい、ここで食べたい

そんなニーズがあるんですよね実際
皆さんにもないですか。それ・・・。


でもねでも選ばれるには 選ぶ側にも選ぶ側にも大切なことが絶対あると思うの。
それは労働条件、給料や労働時間や御休み そんなものを超越した 心の奥からふつふつとくる想い

それが


あなたと働きたい
この場所で働きたい

という想い

それに大切なのは ストーリーや想い
経営者の想いや、その企業が掲げる経営理念や志に共感できるかどうか
そのお店の商品が死ぬほど好きかどうか

その会社とその経営者と夢が見れるかどうかだと思う。
それに自分の人生掛けられるかどうか、その思いを信じられるかどうか

僕はそんな思いでただ労働条件を説明するだけの説明会にしたくないし面接にもしたくない

御陰様で亀山温泉ホテルはそれほど求人募集に資本を投じることなく、そして力を入れることなく
それでも随時求職のお問合せを頂いております。

本当にありがたいことです。

だからもっともっと会社を浴良くして、幸せを創造できる
心だけじゃなく、物心両面の幸せを、そしてその企業価値を創造していける企業になる

僕の目標は地域に根差した 100人企業100年企業

創業昭和25年、1950年より今年は69年目
現在人財22名、

100×100を目指して、新米経営者、情熱の参代目突っ走っていきます!!


今回の企業説明会で久しぶりに就職活動の大学生2名とお話をさせて頂きました。
人生の先輩として、当時の自分にこんなこと言いたいって思いを感じながら沢山のフィードバックをしてしまいました。ちょっとかなりのおせっかい感が半端なかったと思うけどwww
でも絶対大切なこと、目先の事に振り回されず、でも固執せず、色んな世界を見てみるといい
今を生きながらも、未来を生きる
それには大切なのは 自分がどう生きたいかってこと
そしてその思い

あー飲みながら語りたい
だから二人からの連絡を待っていよう(笑)

全く自社のPRをしなかった参代目でした。

亀山温泉ホテルの求人情報一応のせておきますね


求人情報こちらをクリック



いやぁ今年は半端なかった、これ本当に半端なかった。
それって楽しい事よりきつくて大変で試されていて逃げ出したくなるようなことばかりだった
だからこそ、少しだけ強くなれた気がする2018年でした。
毎年毎年思うけどあっという間だったなぁという実感
特に事業継承前の半年間、そして事業承継後の半年間と 同時に半分半分を過ごした濃い濃い一年でした。

もう思い出してもそればっかりでした。
でもね、そんな思いがありながら、気づけばこうして年末を迎えているし
きつくてもつらくても、少々白髪が増えて老け込んできても、相変わらず笑っているし楽しく過ごしているわけで

止まない雨も、明けない夜もないってことは まんざら嘘でもないんだなって思う。

今年1年家族での時間が取れなかったなぁって思う。
そのあたりはやっぱり事業承継して変わってしまっているのかなって淋しくも悲しくもある。

どんどん技術が革新され、その進歩は光の如く早く、昨日の最高は今日の最高には勝てず
絶えずアップデートを繰り返している時代に、自分自身もそうでありたいと願う。
昨日より今日、今日より明日が素敵で最高の自分であり続けたい。

と長くなったけど、201年の若旦那ランキングを発表します。


第10位 親父との時間


事業承継をするという事は、2代目である親父から事業素引き継ぐということ。
尊敬してやまない先代祖父の初代創業の想いを引き継ぎ、原点に触れ、そのバトンをうけるということ。

色んな実務に関することもその時間の中で教えてもらいました。
特に厳しい現状ながら、会社を存続させてきた2代目の苦労を知らず、文句ばっかり言っていた参代目は当然事業承継後に痛い目を見るわけで(笑)

この1年間、父と二人で話す時間がすごく増えました。
特に、藤鮨で二人で美味すぎる寿司をカウンターで食べながら、うまい日本酒を飲みながら、事業承継後の事業計画を父に伝えたあの時間はかけがえのないものだったように思える。
そして実際の融資が決まった後の千葉駅そばで食べた牛タンシチューの味もね。


第9位 七面山に登る


昨年に引き続き日蓮宗蓮久寺江口上人に先立して頂き、上った七面山
生まれ変わることが出来るというこの山のご利益かどうか、なんと下山途中に事業承継に伴いリース契約の審査が通ったという連絡が入りました。
事業承継をしたうえできちんと大切にしていきたいことに 信仰を大切にするということ。
神様はきっと見ています、それをしっかり感じていこうと思いました。
また登りにいきます。世界一美味しいみそ汁を飲みに
「何度でも初心に戻れる」


第8位 君津市消防操法大会で指導者として望む


個人賞をとって優勝した2015年から早2年が経過し、僕は消防操法大会の小型ポンプの部指揮者を教える指導者として望む大会となった。
自分でやるより教える方がはるかに難しいことを実感した。それでも要員はそんな思いにしっかり答えて長い練習をこなし本番に挑んだ。
結果は3位という好成績、本番一発勝負の怖さも同時に知った大会になったけど。
個人的には悔いのない練習を行うことができたんじゃないかなって思う。

指揮者の圭一郎君とその後二人で新橋で飲んだのがまた嬉しかったぁ。

なかなかボランティアで


第7位 参代目200名の前で事業承継講演会を行う


我が師匠鴨頭嘉人氏の話し方の学校プロフェッショナルコースに通った成果を発揮しようと臨んだ講演会
木更津商工会議所より絶好のチャンスを頂き張り切って臨みました。
思いを言葉に乗せて200名に届けるということ、思い通りにはいかなかった部分もあったけれど、終了後にはたくさんの方から名刺交換を受け、その反響の大きさを感じました。

将来的には講演蚊になることがひとつの夢なんです。その為にはたくさんの挑戦と経験を積み、人生を豊かにしなくてはと思っています。
自分の経験からくる想いをコトバというツールに乗せて、聞き手に届け、そして感情や想いを刺激して、影響して価値を変化させるようあん講演家に 俺はなる!!


第6位 人生を開放せよ、ブレイクスルーテクノロジーコースを受講する


大切な仲間3人から、どうしても受けてもらいたいセミナーがある。絶対生き方変わるから受けて
のお願いに、かなり高額のセミナーでしたが思いきって受けることにしました。


第5位 亀山温泉ホテルをチームに★新体制に伴い3名を雇用しリスタートする


僕はいつしからか人前で話すことが不得意ではなくなっており、何かとそういった機会に恵まれるようになった。
これってきっと祖父や父の影響なんだと思うけど、それをひとつの自分の人生の形にしたいって思えるようになった。そう講演家になりたいなって。
敬愛する同志、日本一の講演家鴨頭嘉人氏の門戸をたたき入ったのが、話し方の学校プロフェッショナルコース

全6回のコースを半年かけて池袋に通いました。
人にものを伝えるにはどうしたらいいのか、ゴール地点の明確化、手法、想い、プロとしての自覚
あらゆるものを濃縮して学んだ半年間でした。

御陰様か年に1回から2回、講演やセミナーのチャンスを頂くようになり
2017年6月には君津商工会議所主催のITセミナーで講師役を仰せつかりました。

自分の人生や考え方や学びが誰かの人生のお役に立てることに自信を思って、積極的に挑戦していこうと思っています。
*2018年2月23日 木更津商工会議所主催 かずさビジネスマッチング交流会 にて講演のチャンスを頂きました。是非ともお越し下さい。詳細はこちら


第4位 ようやくの融資決定!!動き出す経営改善とスタート地点


事業承継する前から、夢だった露天風呂完成と共に代交代をする目標に向かって突き進んできた僕にとって、それはそれは想像以上に大きな壁が立ちはだかっていました。
情熱があれば何でもなんとなるは まったくどうにもならず、大変沢山の悔しい思いと勉強をさせてもらいました。

でもこれだけははっきりと言えます。
結果が出なくても、結果を出そうと動き続けたことが、結果として最後に変化をもたらし、想いが届き、実現に舵を切れたのだと。

6月から遅れること7カ月、露天風呂完成とはいきませんが
金融機関からの融資が決定し、亀山温泉ホテルがひとつ前に進むことになりました。

参代目代表就任から7か月、やっと一つのスタートラインに立ったと同時に、返済という大きな責任も同時に負ったのでした。


第3位 事業承継後の苦難福門 試される新米経営者


またしても事業承継ネタですが。
6月に代交代して、まず休館日にしてから、あらゆる苦難がどんどんどんどんやってきました。
何もない月は全くなく、次から次へとトラブルが(^_^;)

特にお金は苦労しました。
そういう意味ではまだまだ覚悟が足りなかったのかなと反省です。

設備の古さからくるトラブル、スタッフとのコンセンサス、女将との衝突、金策
まぁ、試されました次から次へ。

よく言われましたよいろんな方に 『疲れてる?』『痩せた?』『老けた?』って

濃い濃い半年間でした。


第2位 夢だった家族の沖縄旅行ではっちゃける


5,6年前からの夢だった家族旅行IN沖縄
事業承継をする休館日期間の土日(長男学校の為)を利用した旅行はここしかないと思い貯金してきました。
本当にイケて良かった。
子供達は初めての飛行機、そして沖縄。
天気も何とかもち、ホテルにプールに、海に、そしてずっと行きたかった美ら海水族館で大興奮
ステーキも、居酒屋も、もう最高の思い出が出来ました。

次は東北の青森岩手に家族で行きたいなって思っています。

第1位 10年 そして僕は社長になった


1998年大学入学で実家を離れた際に母にあてた手紙には『でっかい男になって帰ってくる』

その10年後 2008年僕は修行先の福一を退社し、1年間の海外ワーホリ生活を経て戻ってきました。

5年後の観光庁主催次世代旅館経営者育成セミナーで明確に描いた夢の軌跡
2018年に露天風呂完成と共に代交代をすると。

明確に描けたからこそ、ここに向けて、この場所に向けて、走り続けてこれた。
情熱をともし続けてこれた気がします。
本当にたくさんの方に支えて頂きました。

一番近くで支え応援してくれた妻玲子は女将に
カッコいい背中を見せなくっちゃって気張ってこれたのは、ずっとその元気なやんちゃっぷりで僕を支えてくれた二人の息子たち
生意気言って好き勝手やってこれたのは、間違いなく両親のおかげです。継いでからも一切を引いて任せてくれています。

母のコトバ 『あんたがやりたいことがあって、文句言いたいこともたくさんあるだろうけど、自分がやってみたらわかるから。それまで我慢しなさい』と。
その通りで僕は今までこうした方がいい、なんでこれが出来ないんだ、もっとこうすべきだって父と母のやり方をいちいち否定文句を言っていた。でも今この立場になってそれがどうしてできないのか、そうした方がいいのはわかっているけど出来ないってことがすごく痛感している。
だからこそ感謝の気持ちが溢れた。

そしてなおでもやってやるって思っている。父と母に出来なかったことを自分はプライドかけて良い方向に絶対してやるんだって思っている。
時に独りよがりで突っ走って迷惑をかけてしまうのだけど、想いは形にする。

これから長い(と思うのだけど)経営者人生、まだ半年だけど、間違いなくスタートを切りました。
こんな僕を、新米社長をどうぞよろしくお願いします。



買い物はもっぱらネットが主流
アマゾン、楽天はもちろんながら、最近のお洋服の購入もZOZOタウンや他のネットショップになってきました
参代目です。これも世の中の便利な流れなのかもしれませんね。

さて題名の件
ヤマダモール

ヤマダ電機が運営するネットショップなんですが今たくさんの商品がオンサイトしています。

実は半年くらい前に、担当者の方からお電話がありました。

御社の温泉石鹸や温泉コスメを拝見させて頂き、是非ともヤマダモールで販売させてもらいたい。
この商品なら月間で●●●円は売上行きます


そんなに売れるんですか!?すごい!!

亀山温泉ホテルの売店で販売していても、月間に数十個売れるかどうかなのに
ネットショップの力、しかもヤマダモールという販売力ってやっぱり凄いって驚きました。

そう信じて疑わなかったわけですが・・・


実サイトは下記リンク先です。


亀山温泉ホテルの商品はこちら


半年たって1つも売れないのですが・・・(..;)
これは商品力なのでしょうか、それとも販売力なのでしょうか、それとも・・・

担当者の方の言葉に嘘はなかったのかもしれませんが
あまりに現実乖離した結果となって唖然としておるわけです。

だってサイト登録料もあるわけですから、非常に費用対効果がないということに・・・

勉強代でしょうか笑


やっぱり自力で売るしかない!!
亀山温泉ホテルネットショップはこちらご覧下さい


こちらをクリック



昔は旅行に行ってもお部屋食が好きでしたが
最近はお食事はお食事のスペースで食べ、お部屋に戻ったらお布団ごろーんが大好きな参代目です。
旅行に行きたくなってきた。。。

さてタイトルの通り、お部屋食の件について


亀山温泉ホテルのお食事は基本的にお食事処でのご用意となります。
お部屋食はお昼休憩の場合のみ、基本サービスで行っています。

お客様の中には、お連れ様との時間を大切にしたい
プライベート空間を楽しみたい
またはお子様が小さいから迷惑をかけるのでお部屋食がいいなど様々な理由で

お部屋食を希望される方がいます。

亀山温泉ホテルは出来るだけご要望に沿うようにお部屋食対応を心がけていますが(有料別途ひとり2160円)
これは誰でもできるわけではなく、毎回その期待に添えない場合が多いのが事実です。

今日は参代目がお手すきであり、自らお部屋食を担当しました(何年振りでしょう)

お客様との会話やサービス最前線はやっぱり楽しくて、自分に合っているなぁってことを再確認しましたが、今回気付いたことはもっと経営的な目線でした。



亀山温泉ホテル新体制のリスタートに伴い、実はお料理も今までと替えています。
それがお料理の品数皿数を減らして、中身のグレードを上げた事です。

これによって今お客様からの反応を確かめているわけですが
一つ明らかになったのは、 お料理の盛りつけと下膳と食器洗浄の時間が短くなったことです。

皿数が減れば単純にそれが減るのは当たり前と言えば当たり前ですが
(ひとり1皿減らせば、50名泊まっていれば50皿へって、盛って、運んで、セットして、片づけて、洗って、戻しての手順が全て無くなるとなると、単純に300手順減るという事に)

だから単純に皿を減らすって問題じゃないですよ、あしからず。

当たり前ですが、お客様満足度を向上させながら、不必要である作業は減らし、労務の効率化を図ることでよりお客様サービスに時間を使うという事です。

お客様満足度を無視した労務効率アップは、ただのお客様への裏切り行為なだけですからね。

お客様へのサービス時間が増えれば、当然付帯売り上げも上がるかもしれない。満足度が上がるという事はリピート率が上がり、それは敷いては売上アップにつながるということ

つまりこれを労働生産性の向上と言います。


労務効率化×売上アップ×労働量減×顧客満足度UP=労働生産性の向上

これは実は働くスタッフにも恩恵がありますよね
だって5時間で10000円売り上げるより、4時間で10000円売り上げる方がはるかに生産性が高いですよね。
それがお客様の満足度が変わらずに(または満足度が上がって)というのがポイントですが。

売上げの30%がお給料であるならば
5時間で10000円の売り上げは 3000円の給料
4時間で10000円の売り上げは 3000円の給料
短い時間で同じ給料であるならばあきらかに生産性が高いですよね
4時間で10000円売り上げる人が、同じ5時間働くなら売上は12500円になるんですよね。



これからどんどん人手不足になり、IT化、IoT化が進み
Aiが仕事をこなしていく中で、人が働く意味を考えなければならないし
ひとりひとりが出来る仕事量を減らしながら増やしていく事で生産性を上げるってことを
これからは経営者として考えていかなければならないんですね。