BOSOおいしい研究会に集う熱い仲間たち
昨日は地元房総エリアの熱い仲間たちの集まりに参加してきました。
第4回目になる集まりに、初めて参加することが出来ました。
ほんっとうに参加して良かった!!
それがこちら
BOSOおいしい研究会
もともとは 大企業KIRINの地方創生プロジェクト
地域プロデューサー育成事業で、僕の尊敬してやまない 株式会社RIOの市川社長が千葉県代表で選ばれ全国各地の地域活性界を担う事例を2年間にわたって研修してきたことから始まったこと。
全国各地での実際に身を粉にして復活というキーワードがいいのかどうかわからないけど、自らの力やアイディア、仲間との結束力や想い、情熱で地域を盛り上げている革命児とのふれあいで市川さんの地元への想いに火が点いたのだと思う。
そんな簡単な言葉では言い表せないほどの経験と恐らく悔しい思いをしてきたのだと思う。
市川さんはその思いを自分の原動力にして BOSOおいしい研究会 というグループを立ち上げ、各月で集う場所をつくっている。
そしてその場所では 他者(全国規模の他エリア)に学ぶのも大切だけど、まずは自分の周りの熱い仲間たちに目を向け、その事業者がどんな思いで事業に勤しんでいるかを知らなくてはいけない。その本物の想いに触れることで自然と自分も磨かれ、そして本物のコラボなり事業の真価が生まれるのだと。
至極その通りだと思った。。。
この集まり、本物のみんなの前で、自分の事業を7分(480秒)の中でプレゼンをすることを迫られる。
相当作りこんでいかないと用意周到に周到を重ね望まないと、このタイムリミットは正直厳しい。
昨日は4名の地元の仲間たちのプレゼンを拝聴させていただいた
トップバッターは 木更津にある海苔屋さん
中川海苔店の 斉藤社長
もうびっくりでした、やっぱり僕らは何も知らなかった。
海苔屋さんは海苔をとらない、採るのは海苔漁師さんで、海苔屋さんは海苔漁師さんがとって海苔にしてそれを漁連に卸し(っていう表現が適切かな?)その海苔を落札することで初めて販売する権利を持つそうです。
そしてその海苔の入札は一発勝負 自分の放った価格がライバルより一番高いことで初めて買えるとの事。
つまり競り合わないということで、その価格を見極めないといけないということ。
これいいシステムだなぁって思った。海苔の価格を守るということ、そしてその目が養われるということ。
ある意味ゲームだよ と斉藤さんは言っていました。
2番手は僕の同志でもある せんねんの木の曽根社長
どのようにせんねんの木が生まれ、今のせんねんの木に育ってきたか。
ひょんなことから独立起業した事業が立ち行かなくなり、わずか2週間の準備期間でたちあげたバームクーヘン専門店(いやそのあたりのビジネスセンスとかすごすぎる)
いろんな挑戦をしていく中で印象的だったのが コラボマーケティングについてでした。
せんねんの木は毎月のように新商品が発売され、そして話題の中心にいる。メディアにも多く出演し、各メディアに引っ張りだこ。その一方で全国の百貨店の催事に参加しその名を広めている。
プレゼンの中では売上の構成比も発表されていた。そして新しい挑戦もリリースをしていました。
改めて同級生、本当にすごい男だぁって感心すると同時に、負けられないって思いました。
三番手のプレゼンターは 昨年木更津に念願のお店をオープンした AriHa cafe の 羽生さん
もともとOLだった羽生さんはひとりで生きていかなければいけないという親の教えもあり様々な化学系の資格をとって働いていたけど、とあるきっかけで飲食がとっても面白いことに気付いたそうです。
それから 親の介護 を経験する中で 方向性が見え始め 木更津市のらづBizに相談し、数多くある資格のなかで 『薬膳』に注目し、まずはそこで勝負をしていく選択肢をする。1年間の準備を経て念願の飲食店をオープンすると 薬膳というキーワードと羽生さんの人柄繋がりで繁盛店に。飲食ビジネスに夢を持てと自らが体現してドバイを夢見ながら、どんどん進化する羽生さんのストーリーにはすっかり引き込まれました。益々応援したいって思いました。
地元木更津のラストを飾るのは ごはんクリエイトの野口社長(写真FBから拝借しました)
野口さんは地元木更津にコンセプトの違う2つのお店をもつビジネスオーナーで、その2店ともものすごい繁盛店でその利益数値は都内にひけをとらない処から、ものすごいとのこと。彼の考え方には以前から超共感をしております。お店を出すという選択肢ではなく、自分たちの理念、想いを共感、その考え方を広めていく事で大きな影響力を今木更津、いや全国に広めていっています。飲食コンサルを通じてまさに今広がって言っています。
何のために飲食をやるのか、その答えを生産者の想いを受けとり食のアンカーという素晴らしい言葉に集約した野口さん、彼の想いに共感しそして仲間入りしたスタッフは独立を希望し、その思いそのままに新しいお店を出していく。また味覚はハートのすぐそばにあるとうい言葉。人は情報を食べていると野口さんは言いました。すごく納得しました。だからこそ正しい情報を、生産者の想いをのせて形を変えて消費者に届ける大切さをプレゼンの中で伝えていました。
スペシャルゲストは市川社長がキリントレセンで出会った 熱海の奇跡を生み出した張本人NPO法人atamista市来広一郎さん
時代の波に飲まれ、あの廃れてしまったというイメージが払しょくできなかった熱海というエリアの活性化を実現した中心メンバーです。どんな思いから熱海をどんなイメージにしていくかをこの10年間で成し遂げてきたか。まさにドラマのような取り組みがプレゼンの15分の短い中で参加者に伝えられました。
自分たちの街をどう誇り、諦めず、そして未来への方向性に導いていくか。その志半ばで当然うまくいかないこともたくさんあって、でもひとりひとりと仲間が増えていき、そのパワーがだんだん集結して強くなりやがて数字に表れていく。熱海の中心である熱海銀座は10年前約1/3が空店舗だったそうです。まさにシャッター通りが10年間市来産を中心とした若いメンバーの働きかけで、行動で今やほとんど埋まったそうです。若手だけじゃなく、もともとあった老舗のお店にも街歩きを通じてスポットを当ててまさに復活をさせた。
机上の空論ではなくまさに想いと行動で実現し数字に表わせた実例の話でした。
終ってからはごはんクリエイトの野口さんが営む ブッフルージュにて懇親会
これが最高に熱かったです。
マジでかっこいい大人が本気で世界を変える語り合い。
僕が一番ワクワクして求めていた世界です。
大学時代、友人と過ごした一夜が忘れられないんです。
お酒飲みながら一晩 死 について語り合ったあの夜
それぞれの価値観で 死 をとらえ 答えのない飲み語り
食や生産者、販売者、サービス提供者
それぞれの立場から 今の世界、食に関することを真剣に語り合う。
あの場にいることが出来て本当によかった。
市川さん、野口さん、ご一緒させて頂きました皆様、本当にありがとうございました。
亀山温泉ホテルシェフ地引を連れていく事が出来たことがないより僕にとって良かったこと。
次回のBOSOおいしい研究会の7分間プレゼンに立候補しました。
あれもこれもではなく 伝えたいことが 聴衆者に 伝わるように 作りこんでいきます。
こうご期待です。