対外活動

第41分団小型ポンプ操法 指揮者 鴇田英将です!! (敬礼)

2016年前半は僕にとって完全に消防操法の年になりました。
3月中旬より 平成28年君津市消防操法大会に向けて練習を開始しました。
そしてその練習は4か月にもおよび、合計75日にも及びました。

其の4カ月を振り返りここにその奇跡を載せたいと思います。


平成28年君津消防操法大会


今回の要員(操法を演技する選手)に選ばれたのは2016年になった早春
4年前に同じように選手として出場した2012年の君津市消防操法大会では、1番員という重要なポディションを担い、結果は7位と不本意なものに終わったのが、自分の中でも強烈なモチベーションの一つでした。

2年前2014年の君津市消防操法大会において、要員が素晴らしい演技を披露し演技得点84点で準優勝となり、続く2015年の君津支部大会では82点で優勝し、地元分団初の県大会出場となった。

その翌年とあって、当然期待もプレッシャーも大きい中での今年の操法大会であった。

僕たち4人の目標は
【富津で勝つ】 

2年前に引き続き今年も市の大会を優勝し、お隣富津市で行われる支部大会で優勝する

心ひとつに練習に取り組みました


練習日数は 46日
まだ吐く息白い3月中旬に練習が始まりました。
期待こそ大きいが、なかなか思うように上達しない初めての要員
指揮者という立場故、自身の演技向上だけでなく、要員の士気をまとめたり、全体の雰囲気を作ったり、
自分の思っていることと出来る事がずれることに、そして周囲より発せられる言葉や雰囲気に、苛立ったり凹んだり・・・。

体は日に日に疲弊し、体中が痛みに悲鳴を上げ始めました。

中間の演技披露日においては、周囲の期待を上回る演技が出来ず、有力候補から外れる評価を受け始めました。
焦ったところで仕方ない、ひとつひとつにやっていくんだと言い聞かせながら、要員に声かけながら。

最後の最後まで不安は消えず、ある意味の開き直りにも近い心境で当日を迎えました。

そして迎えた6月4日の当日
4年前に思い出すほどの緊張感、心臓の鼓動は高く高く今にも飛び出してしまうほどでした。
暑いくらいに晴れ渡った中、僕たち41分団の操法演技が始まった。

アクシデントがあり、細かいミスもあった。
そのせいもあって、演技が終わった瞬間「ダメだった」と頭をうなだれた。

終わったなと。

長い時間が経過したように思ったが実は案外時間がたっていなかったかもしれない。
41分団ののプラカードが一番上に飾られた瞬間、僕は押さえていた感情が爆発し
涙が溢れた。4年前に流した悔し涙は、今年は歓喜の涙へと変わった。


79点 わずか1点差でもぎ取った優勝だった。



個人的にも目標にしていた個人賞を指揮者で取ることが出来た。
個人賞とは、22チームの中で一番演技が個人でできたことを称えられる賞のこと。

どーしてもどーしても取りたかった念願の個人賞だった。


平成28年消防操法大会君津支部大会


41分団初の市の大会優勝で劇的に幕を閉じた翌日からはもう支部大会に向けて動き出していた。

今までと違い、新たに実際に水を出して操法大会を行うためによりシビアになるに加え
今度は木更津市富津市袖ヶ浦市の優勝チーム(または準優勝チーム)で戦うことになる。

その不安を消すように、そして合計17日の練習日程を組み、連日連夜汗を流し続けた。
だんだんその演技は精度を高め、上達の跡が見られ、少しずつ自信を得ることが出来てきた。

しかし今度は君津市代表として演技するわけで、その分の重圧も当然ながら指揮者としてのしかかった。

更に練習をするにあたって消防団員の練習参加も、次第に少なくなっていき、負担も増えていった。

練習真っ只中の体(^_^;)


スタートから?2キロ、相当締まりました


7月2日、平成28年消防操法君津支部大会
やや風が吹く快晴の中、出場順位1番目で僕たちの演技が始まった。

個人的には市の大会程の緊張をすることなく、いつも通りの演技が出来たと思います。
不利と言われるトップバッター、アウェイである富津会場での演技

得点は 75.5点 タイム42.43秒

優勝するには心もとない微妙な得点でした。

残り3分団、袖ヶ浦、富津、木更津のそれぞえれの演技が終わるまでひやひやモノでしたが
結果は



君津市の大会に引き続き、君津支部の大会でも 優勝
当初から目標としていたスローガン 富津で勝つ を達成した瞬間でした



偉業!!2年連続の県大会へ 平成28年千葉県消防操法大会


支部大会終了から1週間ほど休み、練習再開
既にある程度完成された演技を、アスファルトから砂仕様に変更する
そして、疲れを残さずに調整メインで行う

その為に組んだ練習日数は 10日間でした。

もう少し動けば汗が止まらなくなる 7月中旬

走り続け、ホースを展張し続け、規律をやり続け、練習してきた全てが僕たちの自信と演技に繋がっていった。

最後には、周りの評価もどんどん上がっていき
当初個人的に目標であった6位が、75点順位3位を狙うと言えるほどの完成度になっていった。

当日程よい緊張感の中で、今日で最後になるんだというちょっとした寂しさと早く解放されたいという焦りと、今までやりぬいて結果出してきた自信と、たくさんたくさんのみんなのサポートにこたえなければという気概と、本当にいろんな感情を抱えて、県大会のグランドに立ちました。

あっという間の演技でした。

終わった瞬間に、周りのみんなが「凄い感動した、今まで一番の演技だったぞ」と拍手とエールをくれた。
要員みんなが本当によくやってくれた。最高の舞台で最高の演技を出せた。

そして僕たちの消防の夏が終わった瞬間だった。


結果 72点 42.33秒 で 6位
昨年大失敗に終わって12位だった、それを6順位上げた。

本音を言えば悔しく、やはり3位出来れば5位以内に入りたかった。

でも後悔はなし!!ここまでこれた、この景色を見ることが出来た。

今まで支えてきてくれたすべての人たちに本当に感謝の気持ちでいっぱいだった。
ありがとうありがとうありがとう


県大会まで応援しに来てくれた家族


何より
共に練習を続けてきた要員、だれ一人欠けることなく
最後まで共に頑張れた、心ひとつに出来たみんな


どうもありがとう!!