小さなKAIZEN

昔は旅行に行ってもお部屋食が好きでしたが
最近はお食事はお食事のスペースで食べ、お部屋に戻ったらお布団ごろーんが大好きな参代目です。
旅行に行きたくなってきた。。。

さてタイトルの通り、お部屋食の件について


亀山温泉ホテルのお食事は基本的にお食事処でのご用意となります。
お部屋食はお昼休憩の場合のみ、基本サービスで行っています。

お客様の中には、お連れ様との時間を大切にしたい
プライベート空間を楽しみたい
またはお子様が小さいから迷惑をかけるのでお部屋食がいいなど様々な理由で

お部屋食を希望される方がいます。

亀山温泉ホテルは出来るだけご要望に沿うようにお部屋食対応を心がけていますが(有料別途ひとり2160円)
これは誰でもできるわけではなく、毎回その期待に添えない場合が多いのが事実です。

今日は参代目がお手すきであり、自らお部屋食を担当しました(何年振りでしょう)

お客様との会話やサービス最前線はやっぱり楽しくて、自分に合っているなぁってことを再確認しましたが、今回気付いたことはもっと経営的な目線でした。



亀山温泉ホテル新体制のリスタートに伴い、実はお料理も今までと替えています。
それがお料理の品数皿数を減らして、中身のグレードを上げた事です。

これによって今お客様からの反応を確かめているわけですが
一つ明らかになったのは、 お料理の盛りつけと下膳と食器洗浄の時間が短くなったことです。

皿数が減れば単純にそれが減るのは当たり前と言えば当たり前ですが
(ひとり1皿減らせば、50名泊まっていれば50皿へって、盛って、運んで、セットして、片づけて、洗って、戻しての手順が全て無くなるとなると、単純に300手順減るという事に)

だから単純に皿を減らすって問題じゃないですよ、あしからず。

当たり前ですが、お客様満足度を向上させながら、不必要である作業は減らし、労務の効率化を図ることでよりお客様サービスに時間を使うという事です。

お客様満足度を無視した労務効率アップは、ただのお客様への裏切り行為なだけですからね。

お客様へのサービス時間が増えれば、当然付帯売り上げも上がるかもしれない。満足度が上がるという事はリピート率が上がり、それは敷いては売上アップにつながるということ

つまりこれを労働生産性の向上と言います。


労務効率化×売上アップ×労働量減×顧客満足度UP=労働生産性の向上

これは実は働くスタッフにも恩恵がありますよね
だって5時間で10000円売り上げるより、4時間で10000円売り上げる方がはるかに生産性が高いですよね。
それがお客様の満足度が変わらずに(または満足度が上がって)というのがポイントですが。

売上げの30%がお給料であるならば
5時間で10000円の売り上げは 3000円の給料
4時間で10000円の売り上げは 3000円の給料
短い時間で同じ給料であるならばあきらかに生産性が高いですよね
4時間で10000円売り上げる人が、同じ5時間働くなら売上は12500円になるんですよね。



これからどんどん人手不足になり、IT化、IoT化が進み
Aiが仕事をこなしていく中で、人が働く意味を考えなければならないし
ひとりひとりが出来る仕事量を減らしながら増やしていく事で生産性を上げるってことを
これからは経営者として考えていかなければならないんですね。