経営革新計画2期目の認定を頂きました
千葉県中小企業団体中央会 経営支援部 指導員 稲葉 勝哉様 そして
かぎしっぽ相談所 中小企業診断士 岡田 峻 様 両名の力強いサポートとお力添えにより
2023年2月末にて 熊谷千葉県知事より 経営革新計画の認定を頂きました!!
そもそも経営革新計画とは
中小企業が「新事業活動」に取り組み、「経営の相当程度の向上」を図ることを目的に策定する中期的な経営計画書です。 計画策定を通して現状の課題や目標が明確になるなどの効果が期待できるほか、国や都道府県に計画が承認されると様々な支援策の対象となります。
経営革新計画を取るメリットは
- 補助金に有利!
- 経営革新計画の承認が要件の補助金・助成金の活用
- 一部の補助事業で、補助率アップや加点
- 低利・長期で融資を受けられる!
- 日本政策金融公庫の特別利率による融資制度
- 信用保証の特例
- 商工中金の融資
- 高度化融資制度
- 食品等流通合理化促進機構による債務保証
- 投資を受けるチャンス!
- 中小企業投資育成株式会社からの投資
- 起業支援ファンドからの投資
- 海外展開に伴う資金調達の支援措置
- スタンドバイ・クレジット制度
- クロスボーダーローン制度
- 中小企業信用保険法の特例
- 日本貿易保険(NEXI)による支援措置
- 販路開拓を行う場合の支援措置
- 販路開拓コーディネート事業
- 新価値創造展
- 特許の優遇措置
- 特許料の減免
- 都道府県独自の支援措置
- ※独自の支援措置が多く、要チェック!!
- 専門家派遣
- 都道府県独自の制度融資
- 表彰制度等
色んなメリットがあるだけでなく、経営がどの方向に向かっていくのかを計画に落とし込むことで可視化できます。
それが県や国といった公的な承認を受けることにより、国や県が認めた計画であるという太鼓判になるわけです。
其れは絵空事ではなく、ちゃんとした青写真になります。
だからこそ融資のチャンスが増え、事業間連携のチャンスが増え、専門家などの手厚いサポートや、税制優遇が受けられるわけです。
亀山温泉ホテルは2017年に実は1発目の千葉県より経営革新計画の認定並びに国から経営力向上計画の認定を受けました。
これらはちゃんと目論見があって、モノづくり補助金という1000万円の補助金を取るための加点ポイント稼ぎでした。
前回の経営革新のテーマは
小さなお子様連れをターゲットにした源泉の宿へのリモデル事業
メインターゲットを団体から小さなお子様を連れたご家族へシフトチェンジを行い
その中で貸切風呂を設置してミキハウスのウェルカムベビーの宿の認定を受けていく計画でした。
これはまさに計画通りに実行が出来、2019年2月貸切家族風呂2つ新設、同年ウェルカムベイビーの宿認定取得、さらにお子様連れターゲットの客室改装とさせていただき
2017年に描いていた売上アップ(40%UP)生産性アップ(30%UP)、雇用増加(0→13名)に直結をしました。
正直言ってモノづくり補助金の採択を目的に加点ポイントとして経営革新を取ったといっても過言ではありませんでしたが、何とか計画通りに5年が経過してよかった(如何せん台風コロナというとんでもない外的要因変化がありましたから)
それでは今年の経営革新のテーマは
温泉と自然で為す観光概念のリビルディング
前回はリモデル 今回はリビルディング
リが好きな(笑)
リビルディングとは Rebuilding 再構築
今までは宿泊業としてお客様を観光要素の中で受け入れをしていた。
それはこれからも変わらないとしてもそれだけではなく、温泉と自然というかめやまが持つこの資源をもっと活用した観光概念をつくりあげていくことが目的です。
それはここに訪れる観光の目的を、多種多様化させる戦略でもあり
温泉目的、思い出作りのほかに、リトリートといった自然体験コンテンツや、グランピングといったアウトドアと温泉の掛け合わせの提案
また温泉を外に出していくことで、この温泉の価値や認知をあげていく温泉配達事業、オンライン販売に踏み切っていきます。
今回の経営革新計画は、単なる補助金への加点ポイントではなくリアルなトキタノアタマノナカのイメージが計画に落とし込まれていますので
完全にやりたいことが絵空事ではなく、青写真として描かれました。
あとは 粛々とやっていくだけです。